我が保有株・MUFGの株価が急騰している。
昨年のコロナショックでの急落以降、ずっと冴えなかったが、
ここ最近にきて、一気にアゲてきている。
MUFGの株価急騰の理由は、
昨日の記事でも書いたように、
主に、アメリカの長期金利上昇であろう。
コロナの収束が見え始めたこともあり、金利が久々にアゲ始めたのだ。
そして、
MUFGの決算書を読むと分かる通り、
貸出金の先が、
海外、特にアメリカなのだ。
10年近く前、
黒田バズーカで日本国内の金利が下がる中、
MUFGは海外の金利の高いところにお金を貸し出した。
そこで、
貸出金利息が増えたのである。
(実は、今回の米国長期金利上昇以前から、
貸出金利息は増えていた。)
そして、
有価証券に関して。
日本国債に関しては、
日銀がどんどん買い取っていったため、
MUFGの持ち分は減っていた。
その分、為替のリスクはあるものの、配当の大きなアメリカをはじめとする海外の証券を持った。
これも功を奏し、有価証券利息も増えているのである。
なお、
”銀行の銀行”である日銀への現金預け金は前期末で78兆もある。
これほどのお金を海外に貸し出せば、大きな収益になる可能性も持っているのだ。
なぜこれほどの預金に繋がるお金がMUFGにあるのか、と言うと、
地方銀行からメガバンクに移行されている、という背景もあると思う。
銀行はどんどんメガバンクへの集約化していく流れにある。
地方でお金を預けていたご老人が亡くなり、
その子孫に相続した場合、
もともとメガバンクを使っている比率が高いから、
そこでもお金が地方銀行からメガバンクに流れるし。
そういう意味でも、
私が以前から目をつけていたMUFGの価値は非常に高いと思う。
ある程度 株に詳しい人なら こういうことはわかるので、
MUFG業績向上への期待値が上がり、
株を買う人が増え、
株価が上がっているのだろう。
何しろ、
株価は期待値で決まってくる。
配当性向 58%程で、かなり株主思いであり、
余裕もある。
2019年6月1日の記事に書いたとおり、
「銀行に貯金するよりも銀行に投資する」スピリットで これからも投資したい。
P.S.
MUFGの株価急騰、
保有分は上がって嬉しいが、
追加購入がしにくくなるのは悔しいところだが…(汗
まあ、いくら米国長期金利が上昇しても、
円高が進んだタイミングではサゲるだろうから、
そこを狙おう!
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