「人のものを預かる」という手法

もう7,8年前になるけど、
勤務先のビルの地下にある薬局に通っていた時代があった。

別に病気でもないのに、
栄養ドリンクを飲みに立ち寄っていた。

そういえば、
夏野剛さんに出会ったのもココだったなあ。

この薬局、
店員さんが、とにかく コチラの言ったことを
よく覚えていてくれる。

それで、
ついついハナシの続きをしに
立ち寄ってしまうのだ。

「言ったことを覚えていてくれる」
ということは、
「私自身を預かってくれている」
ということでもあり、
だからこそ、通ってしまうし、
そこを大切に扱う。

何しろ、
誰でも自分のことが一番大切だし、
自分のことが一番気になるものだから、
その自分を預かってくれる人のことも
大切にするものなのだ。

・・・
ちょっと別のジャンルのハナシにはなるけど、
なぜ毎日TwitterやFACEBOOKやBLOGを見てしまうのか、
といえば、
ソコに自分自身の情報がアリ、
ソレに反応した仲間の情報もあるからだろう。

つまり、
ここでも自分を預かってくれているから、
何度も通ってしまう、という心理が働いている。

これらを逆の立場から見ると、
他人から大切にされるには、
そして、自分のサービスを使っていただくためには、
その人のものを、
オーバーな言い方をすれば、その人自身を
預かることが有効、と言える。

最近、拡大しているクラウドのサービスも
この原理を活用できる性質を持ってるよね。

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