DIG MY OWN HOLE

井戸モデル

最近、あらためて心がけていることがある。

それは、セブンイレブン・ジャパン 鈴木会長のマーケティング理論【「顧客のために」ではなく「顧客の立場で」考える】である。

これは、今から20年近く前に鈴木会長の著書で学んだ内容なのだが、
実に重要な核心をついたものだと思う。

美容・健康メーカーのお取り組みをしていて、
仲間や自分がやってしまいがちなのが、
「顧客のために…」と”妄想”して、
自分勝手な戦略を練ってしまうこと。

その”妄想”が的を得ることはすくない。

女性が「30代男性は こういう需要があって…」などと妄想して、
商品をリリースしてハズすような場面をたくさん見てきた。

的を得る戦略は、
まず自分自身が感じたニーズを満たすサービスを考える場合。

それこそ、
「顧客の立場で」考えることであり、
理にかなったものにしやすいのである。

セブンイレブンの鈴木さんは、
「顧客のために」と考える戦略を「川モデル」
「顧客の立場で」考える戦略を「井戸モデル」
と呼んだ。

川モデルと井戸モデル

川モデルでは、
川の向こうにいる顧客に石を投げているようなもので、
顧客を追いかけている状況。

一方、
井戸モデルは、まずは自らの欲求に沿って井戸を掘っていき、
その掘り進めた先に、顧客の潜在的需要と結びつく、
ことの比喩。

昔、
THE CHEMICAL BROTHERSのALBUMに「DIG YOUR OWN HOLE」
というタイトルのものがあったが、
まさに、自分の穴を掘り進めていくことが、
ヒットへの近道だと思う。

「DIG MY OWN HOLE」
といったところだろうか。

想定以上の富(Revolutionary Wealth)は、
川の向こうに投げ続けることからではなく、
この井戸を掘り進めた先から湧いてくるものだと思う。

・・・

最近、
自宅の寝る環境を充実化させようと思い、
ベッドやマットレス、布団などを買っていて、
このビジネスもイケるかも、
と思えてきた。

ネット検索していて、
寝具メーカーもちらほら出てきているのだが、
様々な快眠アイテムを一気通貫してネットで買えるメーカーは、
まだまだない。

CBDなどの消耗品も合わせて販売すれば、
定期的な売上にもつながるし、
有効だと思うのだ。

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