三菱HCキャピタルは、東証プライム市場に入れるのか

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三菱HCキャピタルは、とてもイイ会社だと思うし、
株を保有して伸ばしていきたいと思うのだが、
最近の株価下落は、やはり気になる。

もちろん、
安く買えるという意味ではイイのだが、
何か根本的な危機はないだろうか?
と。

少し前まで、
日立製作所が株を売却しているのが要因かな、
と思っていたのだが、
8月、10月の公表以降は、
売っていないようだし。。

ということで、
アレコレ調べていたところ、
もしかしたらコレが下落要因かも、
と思えることが見つかった。

それが、
「東証プライム市場に入れないかも」リスクだ。

来年2022年の4月、
東京証券取引所の1部、2部、マザーズ、JASDAQが廃止され、
プライム、スタンダード、グロースの3市場に再編される。

当然、
今、東証1部の企業は、プライム入を狙うだろうが、
それには基準がある。

プライム上場基準は、
(1)時価総額が100億円以下
(2)時価総額は100億円以上だが、流通株式時価総額が100億円以下または流通株式比率が35%以下
というものがあり、
三菱HCキャピタルは(1)は余裕でクリアしているが、
(2)が懸念である。

「流通株式時価総額100億円以上」という条件で、
流通株式とは、上場企業の発行済み株式から、株式を10%以上所有する主要株主や役員が所有している株式、自己株式など流動性が低い株式を除いたもの。

東証一部の上場基準は、
・流通株式比率 5%、
・上場維持基準における流通株式時価総額 5億円
であったが、
プライム市場では、
・上場維持基準における流通株式比率 35%、
・上場維持基準における流通株式時価総額 100億円
と厳格化されている。

三菱HCキャピタルの場合、
浮動株比率は極めて低く、
主要株主の保有率が高いので、
現状、それなりに気をつけておきたいポイントであろう。

今年7月には、各企業にプライム判定基準が通達されたと言われているが、
この時点では、新市場区分「プライム市場」適合していたようだ。
※プレスリリース参照。
https://www.mitsubishi-hc-capital.com/info/002247.html
https://www.mitsubishi-hc-capital.com/info/002290.html

今年の春以降、
特に夏以降、
三菱HCキャピタルの株価がサゲ続けている要因の一つは、
このプライム市場対策の中で、
株の価値が一時的に下がることを想定してものかも。

もちろん、
一時的な猶予措置はあるが、
浮動株比率を高める過程において、
株の価値が下がる可能性が高い。

そこを見越して、
今、売られているのではないだろうか。

プライム市場の基準を満たすためには、
大株主に株を売却してもらったり自己株式を償却する必要がある。
それもあって、日立製作所が売却を進めていたのかもしれない。
けっして日立製作所が悪者なわけではなく、必要な施策として行っていた可能性が高い。

私がこの株を重要視していくことに変わりはないが、
大量に保有するタイミングは、
この流れの中で暴落した時まで待ったほうが賢明かも。

逆に言えば、
そこに最大のチャンスがある。

そのピンチの底値で大量に買い、
その後の上昇の中で保有し続けて、
価値を享受し続けよう。

大株主の売却が落ち着き、
プライム市場の資格が確定した後、
株価は上昇気流に乗る、
そんな未来が見える。

P.S.

結果的に、
三菱HCキャピタルに関しては、
結果的にプライム市場に入れて、
2022年以降も順調な軌道に乗ると思う。

一方、
現状、東証一部でありながらも、
来春以降、格下げになる企業の株価は、
暴落すると思う。
今から対策しておいたほうが良いであろう。

P.S.2022.01.11

2022年1月11日、
発表があり、予想通り、見事にプライム市場に入ることがデキた!

https://shun.onl/mitsubishi_capital20220111/

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