乃木坂46の優れている戦略について

乃木坂46の新曲 『今、話したい誰かがいる』がヒットしている。

メロディーが美しい上に、
乃木坂46の清いイメージと歌声が乗って、
素敵な世界観が作られている。

乃木坂46は、彼女たちのブランドイメージが一貫して貫かれていて、
名前を聞いた時に一発で思い浮かぶのがポイントなんだろうな、
と思う。

売れないアイドルの場合、
イメージが一発で思い浮かばないしw、
どこか濁っている印象w


ジャンルは別だが、
私が好きなTHE ROLLING STONESの場合、
あのルーズなROCKのイメージが貫かれてて、
世界的にヒットした。

多分、
視聴者は、視聴者自身がイメージした通りのものを
見たいのではないだろうか?

”自分のイメージを再確認してる”、
みたいな。

だから、ソレを汲み取って、
繰り返し同じことやってくのが最良の策なのだろう。

そのような方程式に、
乃木坂46は見事に乗っている。

ドラッカーが説いたように、
”顧客の創造”がマーケティングの核心なのだから、
最初に想定する顧客像を作るべきなのであろう。

・・・

各論に入るが、
乃木坂46は、その顧客像が素晴らしいと思う。

彼女たちが登場する前に全盛期であったAKB48は、
極端な言い方をすれば、
”オンナに飢えたオトコ”を追いかけるスタイルが軸であったような気がする。

一方、
乃木坂46は、自分の”美”の追求があり、
そこをファンに追いかけさせるスタイルが軸になるように感じるし、
このスタイルの有効な点は、
”理想の女性に憧れてマネをする同性(女性)”ファンをも生む点である。

この構図になっている時、
プロモーションに繋がりやすいので、
広告契約も得やすくなるのだ。

なので、
シゴトを音楽活動だけでなく、
モデル活動にも見いだせる。

CDが売れなくなり、
音楽でのマネタイズがしにくくなっていくこれからの時代、
音楽を自分たちのブランディングのPRとして活用し、
マネタイズは美容メーカー等の広告契約で行う、
というスタイルも取れるのである。

AKB商法のように”CD”というカタチにこだわった戦略では、
近い将来、息詰まると思うので、
音楽活動&モデル活動のようなスタイルに生き残る道を見出していくべきであろう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です