ノスタルジック感と近未来感をあわせ持つ、地底深くの無人駅「土合駅」

群馬県土合駅(2020年9月6日/撮影:SHUN)

我が祖国・グンマー帝国の最北端に近いところにある、JR上越線の駅「土合駅(どあいえき)」に旅行してきた。

土合駅は、グンマー帝国の普通鉄道の駅では最北端にあり、
ほぼ新潟。

群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽にある。

上り線のホームは地上にあるが、
下り線(東京から向かった場合の到着時)のホームが地底深くにあり、
「日本一のモグラ駅」などと呼ばれ、
その光景が写真映えすることもあり、
注目を集めている。

なーちゃんと話している際に、
行きたがっていたので、旅立ったのだが、
行ってみて良かった。

グンマー帝国の最北端というと、
行きにくい印象を持たれがちだが、
意外にも都心から数時間で列車でアクセスでき、
気軽に、この異空間を体験できるのだ。

上越線の湯檜曽駅からトンネルに入り、
いよいよ土合駅に到着し、
ホームに降り立つと、
この暑いシーズンでも冷んやりとしており、
なーちゃんが「まるで冷凍庫の中にいるみたい!」と言っていたが、
それくらい寒く、それが また”異空間”さを際立たせている。

群馬県土合駅(2020年9月6日/撮影:SHUN)

群馬県土合駅(2020年9月6日/撮影:SHUN)

土合駅には、”ノスタルジック感”があると同時に、
”近未来感”も感じられ、
とても不思議な感覚が漂っている。

山奥にある上、
地下深くにある、
という理由に加えて、
駅員がいない無人駅であることが、
一層、その不思議な感覚を増幅させているように思う。

日曜だったこともあり、
意外と登山客や鉄道マニア等の観光客が降りたのだが、
彼らが地上に上っていった後、
我々だけになったホームは、
まさに異空間を感じられた。

地底深くのホームで列車を降りたところに、
トイレと、待合室のような小屋があり、
中に寄せ書き帳が置いてある。
過去の書き込みを読むと笑ってしまうようなことがたくさん書かれており、
特に「群馬から来ました」という書き込みにツボってしまった。
「ここも群馬だよ」とw
寄せ書き帳には、なーちゃんと一言ずつ書いてきた。

そして、進んでいくと、
有名な長い階段が見えてくる。

群馬県土合駅(2020年9月6日/撮影:SHUN)

群馬県土合駅(2020年9月6日/撮影:SHUN)

462段あり(直通分が462段で、その後、踊り場を通って最上層までは486段)、
地上が見えないくらい遠い、
そして、はるか上の方にかすかな光が見えている。

写真を撮ったり、
映像を撮ったり、
話しながら上ったので、
意外と、あっという間にたどり着いた感じがしたが、
上っている途中で、下を見ると、
「こんなにも歩いたのか」と思えるほど、
ホーム方面が、はるか下の方に見えた。

群馬県土合駅(2020年9月6日/撮影:SHUN)

群馬県土合駅(2020年9月6日/撮影:SHUN)

そして、階段を上がるごとに地上の空気が感じられ、
少しずつ暖かくなってきた。
あれほど寒かったのに、運動していることもあり、
汗ばんできた。

階段を462段上ってから改札(と言っても無人だが)までに、
結構長い通路があり、
その通路もまた良い味を出しており、
撮影スポットとしてもイイ。

ここは近未来感がなくなり、
ノスタルジック感というかレトロ感の味わい深さ、昭和の映画の世界観が感じられる。

群馬県土合駅(2020年9月6日/撮影:SHUN)

群馬県土合駅(2020年9月6日/撮影:SHUN)

窓からは清流も見えるし、
美しい新緑も見える。

そして、
改札手前まで進むと、
「駅茶 mogura」(旧店名:モグラカフェ)がある。

ここは、元々駅員さんがいたスペースを改装してカフェにした空間で、
味わい深い。

長い階段を登って乾いた喉を、
クラフトビールで潤した。

土合駅の「駅茶 mogura」(モグラカフェ)のクラフトビール(ゆず)と駅員さんの帽子(2020年9月6日/撮影:SHUN)

土合駅の「駅茶 mogura」(モグラカフェ)のクラフトビール(ゆず)と駅員さんの帽子(2020年9月6日/撮影:SHUN)

駅員さんの帽子も置いてあり、
被って駅員さんごっこもできるw

SHUN(樺澤俊悟)2020年9月6日、群馬県土合駅・駅茶MOGURAにて。

SHUN/2020年9月6日、群馬県土合駅・駅茶MOGURAにて。

外に出て駅を眺めると、
▲マークが印象的な独特な作りになっている。

群馬県土合駅(2020年9月6日/撮影:SHUN)

群馬県土合駅(2020年9月6日/撮影:SHUN)

土合駅まで来たら、
この近くの谷川岳ロープウェイにも乗るべし!

歩くと15分ながらもそこそこ大変な通りを歩くので、
バスが便利。
なーちゃんがバスの時刻表を見てきてくれたので、
その時間まで駅茶 moguraで駅員ごっこしてから、
バスに乗り、谷川岳ロープウェイへ。

ロープウェイ乗り場の手前にあるレストランのテラスからの眺望が素晴らしく、
爽快感を感じられる。
景色的には、ここが最高かも!

谷川岳ロープウェイ乗り場のレストラン・テラスからの眺望(2020年9月6日/撮影:SHUN)

谷川岳ロープウェイ乗り場のレストラン・テラスからの眺望(2020年9月6日/撮影:SHUN)

台風が迫る中、
意外にも晴れ間も見えたりして、
ココでもビールで乾杯!

そして、ロープウェイへ。
ロープウェイスタート地点の土合口駅の標高は、
746m。
そして、目的地の天神平駅の標高は、
1319m。

急勾配を登っていくので、
結構、スリリングで爽快感がある。

登った先は、濃い霧がかかっていて、
ここから先のリフトには乗れなかったのだが、
次回、晴れた日に行ってリベンジしたい。

P.S.

今回の旅行で撮った写真は、
ほぼiPhone 11Proで撮ったのだが、
とっても良く撮れる。

ホント、7から11Proに変えて正解だった。

一眼レフも持っていったのだが、
ほとんど使わなくていいほど、iPhoneカメラでイケた。

もちろん、解像度のある写真を撮る場合は一眼レフの方がイイのだが、
通常のサイトに載せる程度であれば、iPhoneでもかなーりイケる。

それから、
最近購入した世界最小ワイヤレスマイクシステム・RØDEの「Wireless Go」
非常に役立った。

リポーターの声をクリアに録れる。

特に、なーちゃんが駅茶moguraの中にいて、
駅員さんの体裁で撮影した際、
ガラス越しだったのだが、ちゃんと撮れたことは、
まさに、このワイヤレスマイクの効能!

=======

この土合駅旅行について、
詳しくは、ACTRESS TVのリポート映像でお届けするので、
乞うご期待!!!

早速、映像のBGMについて良いアイデアを思いついた!
YouTubeの音源の、subway dreamsとかRussian Riverあたりが、
このノスタルジック感を上手く演出できそう。
潜在意識にある懐かしい感情を呼び覚ます感動が演出できそう。

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