加速する円安、財務官が牽制するも止まらず…

円安。為替(ドル円)160円以上に。

円安は今日も止まらない。
昨日、160円を突破して世間をざわつかせたが、
今日もその勢いは止まらず、
1ドル=160円40銭を超えて160円台後半へ…

これは、
1986年12月以来、37年半ぶりの水準である。

日本の金融緩和が続いており、金利が低く、
米国の金利が高いので、
円売り・ドル買いの動きは必然。
さらに、
米国 FRB高官からの利下げを急がない旨の発言もあり、
この動きが加速していると思われる。

この動きの中で、
財務省神田眞人財務官は本日午前、「特に経済に対する影響については強く懸念しています。今は高い緊張感を持って、この動きの背景を分析してですね、必要に応じて必要な対応を取ってまいります。」と語り、市場の動きを牽制する発言をした。
しかし、円安の動きは止まっていない。

この局面を迎え、
政府・日銀がいつものように円買いの為替介入をするのであろうか?

しかし、
日米の金利差がある以上、
為替介入をおこなったところで、
また円安に戻ることは目に見えている。

神田財務官は、「この動きの背景を分析する」と仰っているが、
本当に分析するのであれば、
日本の金利を上げること以外に道はないのではないだろうか?

それに、
米国財務省が日本を為替操作の「監視リスト」の対象に指定してきている動きもあり、
為替介入も実施しにくいのではないだろうか。

来月7月30日・31日に開催される日銀金融政策決定会合で、
利上げを発表し、
行き過ぎた円安に歯止めをかけ、円高へ転換させるのが得策かと思うが、
果たしてどうなるのであろう…

まあ、来月とはいえ、
日銀金融政策決定会合が開催されるのは、7月30日・31日の月末だ。
まだ1ヶ月以上あるのである。

日銀金融政策決定会合まで、まだ1ヶ月あり、
円安はまだまだ加速しそうである。

 

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