円安が止まらない。
6月26日に160円を突破して1990年6月以来、34年ぶりの円安水準となり、
翌6月27日には1986年12月以来、37年半ぶりの円安水準となっていたが、
本日は、161円後半になり、まもなく162円を突破しそうである。
鈴木俊一財務大臣 は本日7月2日、閣議後会見で、直近の為替の動きについて具体的な言及をせず、「大臣の立場としては、市場の動きを注意深く見守っていく。」と述べるにとどまった。
私が6月26日の記事にて書いたように、
今回は為替介入はしない、と思われる。
いくら大規模な為替介入をしたところで、
一時的な効果にしかならないことが明白になっており、
日米金利差が縮まらないと、
根本的な解決にはならない。
また、米国財務省が日本を為替操作の「監視リスト」の対象にして、
にらみをきかせていることもあり、
為替介入も実施しにくいのではないだろうか。
そこで、
財務大臣や財務官が言葉で牽制はしているものの、
いつもの発言なので、
円安への牽制効果は表れず、
円安はどんどん進行していく。
7月30日・31日に開催される、
日銀金融政策決定会合で、利上げが決定し、
日米金利差が埋まる動きが見えれば、
円安に歯止めがかかると思うが、果たして…
会合までは、加速していく円安を ただ眺めているしかなさそうだ。
7月下旬を迎える頃には、
1ドル何円になっているのだろうか?
注目していきたい。
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