「恵方巻き」食べて食中毒のニュースについて 〜黄色ブドウ球菌の予防法について解説〜

恵方巻き

2月3日の節分で恒例となった食べ物「恵方巻き」。
今年も召し上がった方が多かったのではないでしょうか?

それから1週間程経ち、
食中毒のニュースがありました。

兵庫県姫路市魚町の寿司店が販売した恵方巻きを食べた男女150人が食中毒の症状

姫路市保健所の発表によると、
原因は「黄色ブドウ球菌」だったそうで、
症状は、吐き気・嘔吐・発熱など。

この寿司店の5名のスタッフが、合計 1,690本の恵方巻きを調理。
このうち1名の指から黄色ブドウ球菌が検出されたとのこと。
また、寿司は、長時間、常温で置かれていたそうです。

黄色ブドウ球菌は、人の皮膚の傷口をはじめ、皮膚・鼻腔・手指などに生息しているもの。

そこで、
<黄色ブドウ球菌の予防方法>を解説。
・今回、1名の調理スタッフの指などに傷があったのかもしれません。
手指などに切り傷や化膿巣のある方は、食品に直接触れたり、調理をしたりしないことが大切。
調理を休むか、手袋等をして調理するようにすると良いでしょう。
また、日頃から手指の洗浄・消毒を十分に行うことも大切。
帽子やマスクの着用も心がけましょう。

・また、今回のケースでは、常温で長時間保存していた点も良くなかったと思われます。
食品は10℃以下で保存して、菌が増えるのを防ぐことも大切なポイントです。

・・・

なお、益田市内でノロウイルスによる集団食中毒発生のニュースもありました。
恵方巻きを作った担当者のうち1名が1月下旬に体調不良を訴えていたにも関わらず調理をし、調べたところ、ノロウイルス感染が判明したとのこと。
保菌者が厨房にいたため、ノロウイルスがまん延したことが要因となったようです。

コレに関しては、まず保菌者に調理をさせないこと。
また、先日の記事( 牡蠣の加熱不足によるノロウイルス発生!何度でどれくらいの時間を加熱すれば良かったのか? )でも解説したように、ノロウイルス防止には、85〜90℃で90秒以上加熱することが効果的です。

◎執筆者:食生活アドバイザー・SHUN

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