推理小説

渋谷桜丘から南方を眺める/2023年12月18日.撮影:SHUN

今年の年末年始は、
松本清張推理小説を原作としたドラマをたくさん見た。

きっかけは、
年末に地元にてYouTubeを見ていたら、
レコメンドで「点と線」が出てきたこと。
東映シアターオンラインチャンネルにて。

この推理小説は、
かなり以前に読んだことがあり、
見始めてみたら面白く、
惹き込まれるように見入ってしまった。
時間もある休暇ならでは。

昭和の懐かしい映像も見どころだ。

その後、
渋谷に戻ってきて、
TVをつけると、
ちょうど、松本清張二夜連続ドラマスペシャル 「顔」をやっていた。
テレビ朝日開局65周年記念の番組。

これも惹き込まれるように見入ってしまったw

後藤久美子と武井咲がW主演を務めていて、
ゴクミとは、実に懐かしい…

二夜連続ドラマスペシャルということもあり、
翌日も、松本清張の「ガラスの城」をやっており、
これも見てしまったがw、
実に面白い。

並行して、
YouTubeで「薄化粧の男」を見かけて、
これも視聴。

合計、松本清張 原作のドラマ4本を堪能。

推理小説を読むのは大変だが、
ドラマならラクに見られて楽しめる。

・・・

このように松本清張三昧な年末年始を過ごしてしまったが、
世間的には、波乱万丈な年始となった。

能登半島での大地震、
羽田空港での事故、
などなど、
衝撃的な光景がTVで繰り広げられている。

こんなドラマのような、映画のような展開が、
リアル世界で起こるとは…

特にここ数年間は、
世界の動きが加速しているように感じる。

・・・

私が子供の頃、
地元のほうれん草畑の崖に腰をかけ、
遠くを眺めている時に思ったことを思い出した。

ふと、「このように 世界から離れた場所にいれば、
たとえ、アメリカやイギリスが戦争をしかけてきても、
手が届かないだろう」と。

なぜそんなことを思ったのかとも思うが、
それくらい、”世界”は遠くにあり、
自分の”安全地帯”は保たれていたのだ。

それが、
今ではどうだろう。

インターネットが発展し、
世界は、良い意味でも悪い意味でも狭くなった。

自分が”世界”と無関係ではいられない。

これは私に限ったことではなく、
どんなに田舎に暮らしている人でも、
”世界”の只中に生きざるを得なくなっている。

・・・

私が ほうれん草畑に腰掛けていた頃は、
日本の役人さん達は、人々の暮らしをより良くしようとして活動しているものだと思っていた。

しかし、私自身が社会の只中で様々なことを探求し、
学んでいく中で、
必ずしも、そうではないことを見出してしまった。

当たり前といえば当たり前なのだが、
資本主義のこの世の中、
それぞれの人がそれぞれの人のために行動しているのであり、
社会全体のことを考えている人など、
ほとんどいないのかもしれない。

そのような中でも、
世界が、人の真っ当な生活を邪魔しない方向で進んでいってほしいものである。

この先、
どのような事が起きるのか、
推理小説ドラマを見るような感覚で、
想像しているところだ。

正直なところ、
以前からある程度、予測はついている。

ただ、
それを私個人で どうすることもできないことも、
わかっている。

なので、
無関心なふりをして、
推理小説ドラマを見ているように過ごしているのだ。

渋谷桜丘から南方を眺める/2023年12月18日.撮影:SHUN

渋谷桜丘から南方を眺める/2023年12月18日.撮影:SHUN

・・・

ドラマを見ている際、
途中で流れたCM曲”東へ西へ”が、
今の心境にハマる。

CMで流れたのは誰かのCOVERだったかもしれないが、
原曲は井上陽水のもので、
1972年の曲。


ALBUM「陽水II センチメンタル」の3曲目。

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