昨夜は、アイドル応援アプリ・CHEERZ(チアーズ)を運営するフォッグ株式会社にて打ち合わせ。
アレコレお話し、書籍出版のお話になった時、
「CHEERZ BOOK」(チアーズ ブック)を見せていただいた。
書籍まで出版なさるようになったことに感心すると同時に、
この本のテイストにも「なるほど〜」と思った。
女性にも男性にもウケるテイストなのだ。
この絶妙なところをCHEERS BOOKはツイてると思った。
CHEERZの参加者はアイドル、つまり、10代〜20代前半の女性がメイン。
一方、ファン層は男性がメイン。
ファン受けのみを狙って作ろうとすると、
いわゆるグラビア雑誌のようになりがちで、
掲載される女の子にとって、掲載にノリ気でない方も出るかもしれないが、
このテイストなら、積極的に掲載を希望するのではないだろうか?
いわゆる「LARME」(ラルム)的テイスト。
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赤文字系雑誌のように男性に媚びず、
かといって、青文字系のような清楚な感じでもない。
自分の美学を追求し、快楽を追い求めている。
AKB48というよりも、乃木坂46。
それも、少し背徳的な乃木坂。
そんな雰囲気を感じる。
「LARME」の”謳い文句”、
「甘くて、かわいい(はぁと) 女の子のファッション絵本。」の世界。
「小悪魔ageha」の場合、「見られる」ことに軸が置かれているのに対し、
「LARME」には、自己陶酔のような感覚を感じる。
「自我をなくし、快楽に浸る心境」とでも言う感覚。
この感覚って、
少し以前に流行った「ビジュアル系バンド」にあったものに通じるかも。
「ビジュアル系バンド」では、主体が男性で、
ファンの女性は、その世界観に憧れる立ち位置だったのが、
「LARME」では、女性自身が主体となって耽美な世界に溺れられる。
ずっと以前から女性の潜在的意識の中にあったものの、
その出口がなかった欲求にフォーカスし、
出口を見せてあげた「LARME」の功績は大きいと思う。
だからこそ、
出版不況と言われる今の時代に、20万部超もの異例の発行部数を誇っているのだろう。
それに、
アイドルや女優たちに、「どんな雑誌やメディアにでたい?」と聞くと、
「LARME!」と答える子が多いことからも、その人気が伺える。
ビジュアル系バンドの代表格・L’Arc~en~Cielの通称、「ラルク」と、
響きが似ている点も、スムーズに浸透した要因かもしれない。
このテイストが女の子に流行っている現象、
BUCK-TICKの耽美な世界観が好きな私にとっても嬉しい限り。
このテイストに、ダンスやロックを組み合わせて、
MARS SUBMARINEを運転していくのもイイかも、
そんなふうにも思う。
それから、
男性から見た視点も組み合わせながら進めたいなと。
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