Godox「SL100 bi」【LEDライト】


Godox SL100 bi
(読み方:ゴドックス エスエル ワンハンドレッド バイ)

中国のライティング機材のメーカー「Godox(ゴドックス/神牛)」のLEDライト(SLシリーズ)
このメーカーはクオリティーの高い機材をコスパ良く提供していて、
ここのストロボの愛用カメラマンも多い。

本機は「光量が強く、軽くてコンパクトで、価格も安い」製品。
「SL100 bi」の「bi」とは「バイカラー」の意味で、
「色温度の調整」ができたり、光らせ方の工夫もできるので、
撮影の際の演出に役立つので、私自身、愛用アイテムとして活用している。

映像撮影に役立つことはもちろんのこと、
写真撮影の際にも有効。

以下に、ポイントをまとめていく。

特徴

定常光。
通常の家庭にあるような蛍光灯と異なり、
フリッカーがなく、安定した画像や動画が撮りやすい。
(まあ、シャッタースピードを調整することによりフリッカー防止はできるが、
数値に縛られずに撮影するには、フリッカーがないライティング設備が快適。)

2800K〜6500K

・色温度を暖色から寒色まで自由に変えられる。

KELVIN(ケルビン)の数値、2800K(暖色)〜6500K(寒色)の範囲で、
ダイヤルで調整可能。
Godoxの同シリーズSL100D(Day light)では昼光1色のみだが、
SL100 biでは調整が可能な点が優れている。

・光の強さ(明るさ)を本体のダイヤルで変えられる。
1メートルでMAX 32,100 LUX(ルクス)の光を「0~100%」で1%ずつ調光できる。

・このコンパクトなサイズで軽いライトにしては光量が大きく(100W)、
明るく照らすことができる。
なお、重量は、本体 1.6kg.(リフレクターを除く。)

・金額的にも¥28,000程と安く、コスパが良いライトだと言える。

セッティング

・電池での稼働には対応していない為、電源のあるところでの使用となる。
まあ、屋外で移動しながら使う際は、電池でも可能なGODOX ML60等で対応かな。

・電源が3Pのため、通常の電源につなぐには、3P→2Pの変換アダプター(コネクター)が必要。
商品が届いて、いきなり使えず戸惑った方も多いかもしれないので、最初から変換アダプターも注文しておいたほうがイイ。できれば、最初からセットでつけてくれると理想かな。


なお、Godox SL100 biの電源コードは太めで、頑丈。
切れにくいという点はメリットであろう。
持ち運びの際に、かさばりやすいというデメリットはあるが、それほど困る程ではない。

・コントロール方法も多彩で、
本体ダイレクトの操作の他、
リモコン操作もできるし、
アプリと連動した操作もできる。

・使用する際は、別途、スタンドが必要。

・ネックとしては、ファンの音(ノイズ)が若干気になる。
ただし、人物のインタビュー等、映像撮影の際には、マイクを人物の元に配置し、このLEDライトのノイズが音声として入らないように工夫すれば問題ない。ライトの近くにマイクを配置しなければ、ノイズを拾うこともない。

LIGHTING FX(エフェクト照明)

LEDライト・Godox「SL100 bi」には、11種類のライティングエフェクト(照明効果モード)が装備されている。
背面のFXボタンを押して、左端にあるFXダイヤルを回すことにより、エフェクト照明を切り替えて使える。

11種類は以下。

FX1: 照明1
FX2: 照明2
FX3: 照明3
FX4: フラッシュ
FX5: 会議
FX6: パオアラッツィ
FX7: TV(テレビ)
FX8: 壊れた電球(切れかけた電球のようなエフェクト)
FX9: キャンドル
FX10: 火
FX11: 花火など

私が気に入っていて、よく使えるのは、FX9とFX10。
MUSIC VIDEOを作る際のムーディーな演出に役立つ。
暖炉にあたりながら話している風の演出など。

操作方法

Godox「SL100 bi」【LEDライト】本体を背面から見た写真

操作はシンプルで、カンタン。

本体背面のダイヤルの、
向かって右側で光量、
左側で色温度
の調整ができる。

エフェクト照明は、
「FX」ボタンを押して、好みのエフェクトの数値を選べば調整できる。
数値の選び方は、
本体背面の向かって左側のダイヤルを回して合わせる。