NTTの大株主・トヨタの株主総会で、豊田会長選任案に一部機関投資家が反対票

NTT・トヨタ

本日6月18日、トヨタ自動車株主総会が開催された。

トヨタは、6月上旬に発覚した認証試験を巡る不正問題に揺れており、
佐藤恒治社長は総会の冒頭で、お客様と株主に迷惑をかけたことに陳謝したそうだ。
なお、豊田会長は欠席した。

今回の株主総会で、
豊田会長の取締役選任が焦点として注目されていたが、
一部機関投資家が「豊田章男会長選任案」に反対票を入れたという報道もあった。
結果的に、豊田会長ら取締役10人は議案通り選任されたが、
豊田会長選任の賛成率は、昨年の84.57%よりも下がっているのかもしれない。

トヨタといえば、
NTTの大株主でもあり、
最近注目しているNTTの今後にも影響がある。
6月8日の記事でも書いたように、
私は「政府が大量売却するNTT株の引取先としてトヨタが有望」だと思ってきた。
もともと連携している上、
トヨタが進めようとしているスマートシティ構想でも親和性が高い。

しかし、
現状の経営体制が揺らぎつつある状況の中、
今後の展開に暗雲が立ち込め始めたようにも思える。

動向に注目していきたい。

ご参考までに、
【NTTの大株主(2023年9月現在)】

1位:財務大臣 32.25%
2位:日本マスタートラスト信託銀行 10.55%
3位:自社 5.99%
4位:日本カストディ銀行 4.62%
5位:トヨタ自動車 2.23%

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