6月に入ってから下落モードとなっている、
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の株価。
6月4日には年初来高値の 1,723.5円をつけていたにも関わらず、
わずか1ヶ月足らずで 1,500円台へと下がり、
先週金曜の終値は、1,547円に。
要因としては、
MUFG傘下の三菱UFJ銀行と三菱UFJモルガン・スタンレー証券、モルガン・スタンレーMUFG証券の3社に金融商品取引法に基づく業務改善命令が出されるとの報道が大きいだろう。
この3社が顧客の同意を得ずに重要情報を共有していたことが問題視され、明日6月24日には、改善命令が出される。
一方、3社の親会社であるMUFGへの行政処分は見送りとなり、
原因の分析や改善を促されるにとどまった。
一時は、親会社にまで処分が下されるのでは?と思ったものだが、
それが回避されて一安心。
3社への指導は入るものの、
ここのところの株価低迷は、それを織り込み済みのものであろうし、
親会社への処分がないので、明日からは株価は上昇するのではないだろうか?
また、
早ければ来月あたりから金利上げの可能性もあり、
今後のMUFGの株価には追い風となる要素である。
昨年、今年と株価が急上昇を続けていただけに、
今月の下落は、ある意味、”買い場”を与えてくれたもの、
と言ってもいいのかもしれない。
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